渇きのない心
釈迦(しゃか)の教え、すなわち、仏教とは何でしょうか? それは「渇(かわ)きのない心」を持つことです。では「渇(かわ)きのない心」とは、どのような心のことでしょうか?
それは、素直(すなお)な気持ちで「施(ほど)こし」のできる心を持つことです。わたしがわたしが・・わたしだけが・・こうした自己中心の考えを捨てることです。自分のこと以外にも、目が向けられる心を持つことです。仏教では、これを「慈悲心」(じひしん)といいます。この「慈悲心」(じひしん)を持つことが、釈迦(しゃか)の教え仏教の始まりです。