木魚歳時記 第856話

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行雲流水

 中国の『宋史蘇軾伝』(そうしそしょくでん)にあることばです。蘇軾(そしょく)は、北宋(ほくそう)の詩人・文筆家で、書画も能(よ)くしたと伝えられます。「文を書くことは、行く雲、流れる水の如くにして、初めに質(し)の定め無し」と、いったそうです。
 道元禅師(どうげんぜんじ)は、『正法眼蔵』(しょうほうげんぞう)の中で「正しい修行をしたときは、谿(たに)の声も、谿(たに)の色も、山の色も、山の声も、八万四千の偈(げ)を惜しまず(云々)」と申されています。このことにより、全国を旅して歩く禅僧のことを、あるいは、師籍(しせき)の禅寺などで修行する僧のことを「雲水」(うんすい)と呼ぶようになりました。

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