木魚歳時記 第850話

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徳の重きことは山の如く

 『中本起経』(ちゅうほんききょう)の一節に「志(こころざし)の堅(かた)きことは地の如く。徳の重きことは山の如く」とあります。志(こころざし)を堅(かた)くして、徳(とく)を一つずつ積(つ)んでいけば、やがて、徳(とく)の重(おも)きこと山の如く、他の人びとに敬愛されることになるのです。
 俳句の季語として、<山笑ふ(春)>  <山滴る(夏)> <山粧ふ(秋)> <山眠る(冬)> があります。また、山頭火(さんとうか)の俳句に「分け入つても分け入つても青い山」があります。ぼくは山頭火の俳句が好きです。それから、飯田龍太さんの俳句を尊敬しています。真似したいです。

    釈迦牟尼は樗の花の化身かな