木魚歳時記 第469話

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 曼珠沙華(まんじゅしゃげ)は、小さいときの田舎を思い出す大好きな花です。これは、インドの古い言葉で、それを漢訳すると、赤団花「天上界の赤い花」、柔軟花「見る者の固い心を柔軟にする花」となるそうです。また、曼荼羅華(まんだらけ)という花もあって、白団花「天上界の白い花」、天妙花「見る者の心を悦ばせる花」となるそうです。ところで、お仏壇のお花は・・・(おさる)

 ちょっとつけ加えると、日本では曼珠沙華のことを彼岸花と呼ぶのはご承知ですが、曼荼羅華のことを朝鮮朝顔と呼ぶのはご存知でしたか?これらに、摩訶(まか)曼珠沙華と摩訶曼荼羅華(摩訶とは大いなるの意味)を加えて、天上から降る「四華」(しけ)と称します。さて、お仏壇のお花は,①毒のあるもの ②嫌な臭いのあるもの ③棘のあるもの を除いて、美しいと感じるものならなんでも・・・

    曼珠沙華北の原野で馬を飼ふ