是がまあ へたから熟す カリンかな
花梨といえば、すぐ思い浮かぶのは「カリン酒」のことです。強い芳香とすぐに腐って落ちるさまは「諸行無常」の典型ともいえましょう。
「吸う息では笑えない
人生の明るさは吐き出すことから生まれる」(石川 洋)
「栴檀は双葉より芳し」「雲谷斎は幼少より匂う」とかもうします。古来より芳香と悪臭は紙一重、「蓼食う虫も好き好き」・・・とかもうしますから、ウコンくさい雲谷斎も、なんとか生き永らえることができました。ただし、カリンの実が地面に落ちてぱっくり割れたまま放置された姿はみじめ・・・