2022-08-13から1日間の記事一覧

木魚歳時記第4874話 

港の入船からしょんぼりと下りると、すぐ片側町を目ざしてたどり、しばらくうろうろしていたが、つい町並みの一軒のささやかな居酒屋めいた家の中に入って行った風体も人相もあまりよくないよぼよぼに老いたひとりの旅人があった。 早速に家の主に迎えられて…