(五)待つ宵に更け行く鐘の音を聞けば飽かぬ別れの鶏はものかは という小侍従の歌と、玉の緒よ絶えなば絶えね永らえば忍ぶることの弱りもぞするまあ、 ちう式子内親王の一首との対照は穢土の恋と浄土の恋との相実を雄弁に遺憾なく語り尽くしている。(佐藤…
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