その翌年の二月十九日、兼実は父忠通の忌日法要に法然を招じた。 兼実はもとから求道心の深い人で、今までにも、仏厳、覚智、貞慶(じょうけい)、明恵、さては舎弟の慈円などに道を聞いていたが、一度法然を知って以来は、法然でなければ夜も日も明けないよ…
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