「そうであったか。よかった」と院はご満足げにうなずき、「巡り巡ってわが手にあるのも何かの因縁であろう。髭切と申して持ち込んだ者があったが真偽は知らず、とにかく確保した。真物とあらば今は、お身に返すまで」 と院はそのままこれを頼朝に賜うた。予…
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