かくて文治(ぶんじ)二年も、春過ぎ夏来たりて北祭(鞍馬の?)も過ぎたころ、御白河院は徳大寺、花山院、土御門通親以下公卿上人に北面武者ら少々を供奉に、大原西山のふもと寂光院に門跡を訪ね慰め参らせ補信西の女(むすめ)安波の内侍、邦綱の養子惟実…
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