覚一本のこの段の材料は、法然の最古の弟子信空が、原平家の作者に与えたものに相違あるまい。 今わたくしのいう原平家の作者とは『つれづれ草』が平家の作者と伝える信濃前司行長のことであるが、彼司行長こそは藤原行隆の子で、実に信空の兄なのである。(…
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