大将軍重衡は般若寺の門前に馬を立てて、「あまりに暗い、火を出せ」 と命じると、播磨住人下司次郎大夫友方という者が心得て、足元の盾を踏み割り、これをたいまつにして民家に火を放った。(佐藤春夫『極楽から来た』)1099 春めくや口で息する和尚さん 「…
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