木魚歳時記第4450話

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 大将軍重衡は般若寺の門前に馬を立てて、
「あまりに暗い、火を出せ」
 と命じると、播磨住人下司次郎大夫友方という者が心得て、足元の盾を踏み割り、これをたいまつにして民家に火を放った。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1099

       春めくや口で息する和尚さん

 「ボクの細道]好きな俳句(2191) 京極杞陽さん。「膝掛と天眼鏡と広辞苑」(杞陽) なんのことはない。高齢者によくある設定です(今も昔も大差はないでしょう)。作品がおおらかです。作者は元華族さん? 

たった一度しかない人生を、
おんとうに 生かさなかったら、
人間に生まれてきた
かいがないじゃないか。
(山本有三)