あまり純真でない人格にすぐれた詩魂の宿る例は古今にまれではないが、さしさわりのないところでは、唐の宋之問(そうしもん)だの、頼政などがその好適例のように思われる。 ともあれ彼の歌は花鳥風月の遊びではなかった。(佐藤春夫『極楽から来た』)610 …
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