のぼるべきたよりなき身は木のもとに椎を拾うて世を渡るかな と詠じて三位に昇り、源三位と呼ばれる。しかしこの昇殿は歌の徳ではなく、死を前にした七十五歳の彼をあわれみ、久しく圧迫しつづけた清盛が罪ほろぼしに奏上して彼に得させたものであった。 官…
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