もともと歌菩薩に仕えてご修道を志し、今様の法文歌などで仏たちの世界にあこがれて居られた院がこの人知れぬご苦悶(くもん)に、穢土(えど)を厭離(えんり)し浄土を欣求(ごんぐ)し奉るのは当然であろう。院は御在位の当時から、常に宗教界のご消息に…
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