2014-01-11から1日間の記事一覧

木魚歳時記 第1604話

R・Y さんのお電話。これが最高傑作です。彼女が会合(大阪)でK先生とお出会いなされた時のことです。「佐藤さんが亡くなられたそうですね」。突然の先生の言葉で「わたし、もう、ビックリしました」。わっ、大阪ではもう、ぼくは死んだことになっている。…

木魚歳時記 第1603話

A・T さんからのお葉書。「句集の扉の写真(上掲)にすべてが凝縮されていますネ」。とありました。なるほどこれは、ぼくのお気に入りの写真です。ですから句集の扉に使用したのです。さて、曼珠沙華は俗に彼岸花・死人花(しびとばな)とも称します。それに…

木魚歳時記 第1602話

さてこのたびの『自選句集』は、俳句関係者、知人、檀信徒さまに,お届けしました。その数も多ければ、また、反響もたくさんありました。(病気のことを書いたからでしょうか?)。手紙、ハガキ、電話、メールなどたくさん頂戴しました。毎日届く郵便物を開け…

木魚歳時記 第1601話

ほくの思いつきで『自選二百句集』を作成したのは、これは、今だから言えることですが・・ぼくに万一の事があった場合には「遺句集」となるはずでした。その覚悟で臨みましたから、ぼくとしても未経験の早業で書き下すことができました。それはともかく、1…

木魚歳時記 第1600話

「阿弥陀仏と十声となえてまどろまん長き眠りになりもこそすれ」(法然)。再入院の前日に、ようやく出来上がったパソコン原稿を、何度も点検してUSBメモリーで印刷屋さんに渡しました。装丁などの打ち合わせも済ませました。出版日は10月1日と定め、…

木魚歳時記 第1599話

そうです「どうでもよいことに精を出し、せねばならないことを疎(おろそか)にする」。これがぼくの悪い性癖です。検査入院からいったん退院して手術入院するまでに10日ばかり自宅待機する期間がありました。この間に、小冊子の原稿を作るためのパソコン…

木魚歳時記 第1598話

さて200句を選ぶのはわりとスムーズに運びました。しかし、それを起・承・転・結に並べ変える作業は苦心しました。なぜなら、みんな愛着のある作品ですから序列をつけるのには悩みました。ともかく、病院のベットの枕元にある狭いスペースに向かい、紙と…

木魚歳時記 第1597話

ところで話は変わりますが、検査入院中の一週間、どうしても病気のことが気になります。ところであれこれ考えてみてもどうしょうもないので・・そのことをまぎらせるために、自分が今までに作った俳句の中から、好きなのを200句ほど選んで、作った時の思…

木魚歳時記 第1596話

そこで、術後の体力が回復するのを待って、UFT(口経抗癌剤)の服用が始まりました。ワン・クール(2年間)という気が遠くなるような話です。副作用をはじめいろんなことも想定されるでしょうが、そこは現代医療の粋を信じ、結果がどのように進展しようとも…

木魚歳時記 第1595話

お蔭さまで手術は無事成功して2週間もせずして退院することが出来ました。ところが、10日ばかりして、術後の経過を調べるために外来検診を受けたところ、とんでもないことがわかりました。摘出患部の組織検査(顕微鏡)の結果「リンパ関係には異常が認め…

木魚歳時記 第1594話

脳のMRI 検査、全身のCT検査、内視鏡による組織の採取、などなど、たくさんの検査がありました。そして、告げられた病名が、な、な~んと右中葉肺癌。「転移はないようですから患部摘出の手術を行いましょう」。「呼吸器外科への再入院手続きを行ってくだ…

木魚歳時記 第1593話

ぼくは持病(循環器系)があります。それで定期的に肺のレントゲン写真を撮ります。ところが、今回、な、な~んと、右肺の中央に怪しげな翳(かげ)が写りました。「う~ん。呼吸器内科の先生に診てもらわなくては・・」。そして呼吸器内科ドクターのおしゃ…