先哲の規定して置いたことではあるが、ここらにもまだ考えるべき余地が残っているように思える。
今まではただの学侶として学的な頭で考えることばかりしか気がつかなかったのだが、ここに思い至ったのも修法のおかげであると彼は喜んだ。
色恋は若気の性か三十三才 性(さが) 三十三才(みそさざい)
「ボクの細道]好きな俳句(1824) 稲畑汀子さん。「地吹雪と別に星空ありにけり」(汀子) 地吹雪の時があれば、星空(晴)の時もあります。ところで、吹雪が荒れ狂うのは、せいぜい地表に近いところ・・地上数千メートルの上空は、いつも晴れわたっています。航空機で上空を飛べばわかることです。掲句はスケールの大きな自然詠? 比喩を含む心象作品? ボクは後者と思います。誰にだって、きっと、何か良いことが待ち受けているのです。
あなたのこころ(を)、わたしがもらい、
わたしのこころを、あなたにとられ。
『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)