木魚歳時記 第3869話

f:id:mokugyo-sin:20190730063742j:plain

 そこでこの二人の曲者たちは、天皇の側近の臣となったのを幸いに、心を併せて天皇親政が朝家永年の理想であることをこの少年の天皇に吹き込み奉り、彼ら自身更に一層の権勢をふるわんための野望から、天皇のご親政を希望し、もったいなくも後白河上皇を目の上の瘤視(りゅうし)し、院の側近の利け者たる信西をけむたい者に思っていた。
(佐藤春夫『極楽から来た』)553

        夏休みピアノ弾きだ女の子

 「ボクの細道]好きな俳句(1618)  種田山頭火さん。「こんなにうまい水があふれてゐる」。(山頭火) 堂守としてひとりで住むことになった味取観音堂は高い石段の上にあり、水が無いので下から村人が、毎日、バケツで二杯ずつ汲んで運んでくれそうです。山頭火さん「私は一滴の水も無駄にはしない」といっていたそうです。* 学んで 多く聞き 戒を守り 失うことがなければ この世と 次の世に恵まれ それぞれ その願いを成就する(ブッダ)

 牡牛(おうし)9 それに何も慌(あわ)てることはない。
 牡牛はこんあ男に用はない。ちゃんと牝牛たちのそばにいるのである。
 彼が起ち上がったのは、気(け)だるさのあまり動いてみたまでで、言はば我々が伸びをするようなものである。