木魚歳時記

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木魚歳時記 第3470話

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 夕風ひややかに、ねぐらに帰る鳥を見て、山の夜道を危ぶみ、一同はなごりを惜しみつつ山頂を立ち去った。
(佐藤春夫『極楽から来た』)172

      大仏の鼻の穴まで煤はらひ

 「ボクの細道]好きな俳句(1220) 石田波郷さん。「紫陽花や帰るさの目の通ひ妻」(波郷) 「帰るさの目」とは? 作者の病床を訪れた「通ひ妻」が帰宅という時、ふと妻の見せたしぐさが、病窓から目にする紫陽花のように愛らしくいとおしく見えた・・と、このくらい微妙な心象作品となると,ボクのような凡人には、これ以上はとうて読み切れません(汗)。