「今日のことば」
犍陀多が
血の池に沈んでしまうと
お釈迦さまは
悲しそうなお顔をなさりながら
お歩きになり始めました。
極楽ももう午(ひる)に近く
になったのでございましょう。
(芥川竜之介『蜘蛛の糸』)抄25 おわり
「ボクの細道」好きな俳句(956) 宇多喜代子さん。「たつぷりと泣き初鰹食ひにゆく」(喜代子) むむ。泣いたのは誰か? これはまったく妄想ですが、師匠である桂 信子さんと俳句のことで激論を交わした喜代子さんは、たっぷりと泣き、それから(悔し)涙をかみしめてから初鰹を食べに出かけた?