「今日のことば」
犍陀多も罪人たちも
独楽(こま)のように
くるくるまわりながら
暗(やみ)の中に
まっさかさまに
落ちてしまいました。
(芥川竜之介『蜘蛛の糸』)抄22
「ボクの細道」好きな俳句(993) 宇多喜代子さん。「戦争も好きと一声かたつむり」(喜代子) 正確な句意はわかりません(作者の自解がないかぎり)。推察するに、争いを起しそうに見えない「かたつむり」に語らせるわけですから・・逆説的に戦争排除をアピールする作品と読みました。つまり「うしろからとろとろとけるなめくじり」(木魚)だからこそ「戦争も好き」と叫べるのでは?