木魚歳時記 第2195話

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 (ラーフラ・序)(師・ブッダはいった)「ラーフラよ、しばしはともに住むのに慣れて、お前は賢者を軽蔑(けいべつ)するのでないか? 諸人のために炬火(たいまつ)をかざす人を、汝は尊敬しているか?」(スッタニパータ)

 [ボクの細道] 「五・七・五」(5) 「(前略)わかっているだけではだめなのだ。実際に行わなければならないのである。それは時には意欲すら捨て去ることを強いる。意欲は野心がしのび寄る隙を与えるからである」。こんなことば(先達)と出会いました。この俳人は一冊の俳句選集を編むにあたり、二万余句の中から二千五百句を選ばれたそうです。その二万句を選ぶまでに、さらにその数倍がふるいにかけられたそうです。つまり<多作多捨>なのです。ですから、少しばかりの感動と出会ったからといって、ヘドロの堆積した脳ミソを無闇にかき混ぜてもダメなわけなのです。

        青空へつんつんつんと葱畑