(聖者とは)「独り歩み、怠(おこた)ることのない聖者、非難と称賛とに心を動かさず、音声(おんじょう)に驚かない獅子のように、網にとらえられない風のように、水に汚されない蓮のように、他人に導かれることなく、他人を導く人、諸々の賢者は、かれ(釈尊)を聖者であると知る。」(スッタニパータ)
このようにして、紀元2世紀頃までに成立し、シルクロードを経由し、中国で漢訳され、朝鮮半島を経て5世紀の中期ごろまでに我が国に伝えられたのが北伝系の「大乗経典」と称されものです。我が国の仏教各宗派のほとんどはこの「大乗経典」に基づいて成立しています。
独房に闇の絶巓白丁花
絶巓(ぜってん)