木魚歳時記 第1501話

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牛の一散

 ふだんは動作の鈍いように見える牛も、なにかのはずみに走りだすと、それこそ誰も止めることが出来ないくらいにいきり立つところから生まれたことわざです。おなじように。ややもするとふだんは鈍重に見えて、決断の鈍いような人が、そのときの機嫌や、そのときの調子にまかせて、思慮もなく逸(はや)り進むようなことがないよう戒めたことわざです。因みに、このぼくは「丑年」(うしどし)の生まれです。さて「うたはひとのこころをたねとする」。とありました。

      巫の女系三代餅の花  巫(かむなぎ)