柳馬場
柳馬場(やなぎのばんば)通りは、富小路(とみのこうじ)の一筋西の通りです。北は丸太町通りの中京区四丁目から、南は七条通りの下京区材木町までを指します。途中で寺院群や渉成園などで遮断します。平安京の万理小路(までのこうじ)に相当します。柳馬場(やなぎのばんば)の由来は、天正9年(1581)の信長の馬揃(うまそろえ)に由来するといわれます。この通りには、二条柳町の遊里(後、島原に移転)、初期室町幕府の本営、足利尊氏邸など歴史にまつわる跡地が認められます。商いとしては、木地屋・漆屋・合羽屋・扇骨・茶柄杓など。さて、掲載の写真は筆者30歳の頃に撮影した両親の遺影です。いまでは貴重なものとなりました。