伽羅観音菩薩(きゃらかんのんぼさつ)は、青竜寺(せいりゅうじ)の本尊さまでじゃ。伽羅(きゃら)と呼ばれる香木を用いて、伝教大師(でんぎょうだいし)により刻まれたと伝えられているそうな。
「風のように歩けそうです」(高村光太郎「人生」)
青竜寺には、もう一つおもしろいものがある。それは本堂の前の<カンカン石>じゃ。重さは約一トンもあるそうで、叩くとキ-ンと金属性の音がするそうな。なんでも八百年前に近くに落ちたイン石とも伝えられている。この石は「念仏石」(ねんぶつせき)と呼ばれ、諸願成就(しょがんじょうじゅ)のご利益(りやく)があると親しまれているそうな。<青竜寺:下河原八坂南町>