木魚歳時記 第731話

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徳蔵菩薩の笙もおと十八不共の響きあり

 徳蔵菩薩(とくぞうぼさつ)は、衆生の求めに応じて、功徳(くどく)の宝庫を開き、いつなんどきでも衆生を救うことができる菩薩です。その手に笙(しょう)をお持ちになります。

 仏教では「十八不共法」(じゅうはちふぐほう)の教えを説きます。不共(ふぐ)とは「共通でない」という意味です。ですから、菩薩の救いの方法は十八種類あっても・・一つとして同じものはないのです。徳蔵菩薩(とくぞうぼさつ)が吹かれる笙(しょう)の音(ね)が聞こえます。その笙(しょう)の響きは、徳蔵菩薩(とくぞうぼさつ)しかお持ちでない救いの威力(いりき)が感じられます。

     小人も極悪人も年男