仏性が発芽して、悟りを得た者が仏となるのであれば、これまでに、多くの仏たちが誕生したはずです？事実、仏教では、①過去仏、②現在仏、③未来仏、といった三種類の仏を説きます。
人間釈迦が悟りを得て釈迦牟尼仏（釈尊）となられました。その人間釈迦の教えが仏教であります。その人間釈迦の教えの集大成である経典の中には多くの「仏」（ぶつ）たちが登場されます。それらの仏たちと釈迦牟尼仏（釈尊）との関係は解りにくい面もあるのですが・・ここでは釈迦牟尼仏を「現在仏」とお呼びし、釈迦牟尼仏以前の仏を「過去仏」とお呼びし、釈迦牟尼仏のつぎに登場される仏、弥勒仏（みろくぶつ）を「未来仏」と呼びましょう。
