木魚歳時記

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木魚歳時記 第531話

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 「輪廻」(りんね)とは、「流れること」を意味し、引いては「さまざまなものに生まれ変わる」ことをも意味します。

 前項で述べたように、インドにおいて「業」(ごう)の力は、過去・現在・未来へと存続するところから、この輪廻の思想が生まれてきたのです。仏教においても、生あるものは解脱しないかぎり、「六道」(ろくどう)すなわち、地獄、餓鬼、畜生、修羅(しゅら)、人、天、の世界をめぐる・・と考えられていたようです。日本において、中世以来、末法思想とりわけ「地獄の思想」と結びついて「六道輪廻」(ろくどうりんね)の信仰は庶民の間に深く根付いたようです。また、輪廻にも「善因善果」(ぜんいんぜんか)と「悪因悪果」(あくいんあっか)があります。つまり、プラスとマイナスの二つの方向性があります。もともとは輪廻自体は「諸行無常」にも通じる思想なのです。

    柿棚を訪ね遥々御所市まで