「行きたいものですね、都へ修行に行くよりも、もっと早く、是非行きたいと思います」
「わしも永年行きたいと思っているが、まだ極楽往生できないでいるよ。さっきもいうとおり、極楽往生というのは死ぬことではないぞ」
(佐藤春夫『極楽から来た』)229
色鳥や英語話せる日本人
「ボクの細道]好きな俳句(1277) 金子兜太さん。「梅咲いて庭中に青鮫が来ている」(兜太) 第2次大戦の末期、トラック島周辺での海戦で、沈んでゆく艦船と戦友、部下の姿などを、我が家の白梅が咲き誇るのを見て思い出された? そんな風に読み取らせていただきました。兜太さんの俳句作品には、戦争体験の反映を無視して読むことはできません。