「今日のことば」
「こうなれば、もう誰も
哂(わら)うものはない。」
内共は心の中で呟いた。
長い鼻をあけ方の秋風にぶらつかせながら。
(芥川竜之介『鼻』)抄19 おわり
「ボクの細道」好きな俳句(1015) 藺草慶子さん。「鶏小屋の近くに吊す水着かな」(慶子) こうした視点はめずらしい。なぜなら、鶏小屋は羽毛が散乱し埃っポクて綺麗なイメージでないから・・そんな処に濡れた水着を干すでしょうか? この常識を破る視点が凄いのです。凡人は(ボクのように)、俳句らしく見せようと、干場について美辞麗句を「こねくり」ます。そして「ただごと」俳句に終わるのです(汗)。
十二月ここを先途とナムアミダ