「今日のことば」
(黒いものは)
各々黒い影を置き
回々(フイフイ)教徒の
祈るときのやうに
じっと雪にひれふしたまま
いつまでも動かなかった。
(宮沢賢治「なめとこ山の熊」)26
「ボクの細道」好きな俳句(954) 石田郷子さん。「漣のぎらぎらとして冬木の芽」(郷子) 冬木の芽とありますから林に囲まれた湖水でしょうか? 逆光の中に、漣(さざなみ)がぎらぎらと光って見えます。さて、湖面が「ぎらぎら」するのはなぜか? 一瞬、胸騒ぎもいたします。冬木の芽がふくらみはじめ、春の到来も間近というのに・・
天辺へ昇りつめたる音頭取
天辺(てんぺん)