「今日のことば」
(そのまたとなりの柏の木が)
清作が、納屋にしまつた葡萄酒は
順序たゞしく みんなはじけてなくなつた。
わつはつはつは、ホツホウ、がやがやがや・・
九とうしやう。マッチのメダル。
(宮沢賢治「かしわばやしの夜」)14
「ボクの細道]好きな俳句(885) 大高 翔さん「妻といふ翼ひらけば青嵐」(翔) この「青嵐」(夏季)とは? (妻が居直れば)たいてい、一騒動が起こるものです。「それならわたしはどうなるのよ!」。と、そこまで行き着く前に、なんとか「はぐらかせる」ことに成功するのが、男性たる輩(やから)の「地力」というものでしょう。そうです、妻が、いったん、翼(つばさ)をひろげて飛立つてしまうと、古巣にもどるんことはなかなか・・