木魚歳時記 第2772話

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 (並ぶ応答―小編) ブッダは説く「自分の道を堅く保って論じているが、ここに他の何人を愚者とあると見ることができよう。他(の説)を、『愚かである』、『不浄の教えである』、と説くならば、かれはみずから確執(かくしつ)をもたらすであろう。」(スッタニパータ)

 「ボクの細道]好きな俳句(534)  池田澄子さん。「百日紅町内にまたお葬式」(澄子) 百日紅(さるすべり)の咲く頃にお町内にお葬式が続きました・・さて、自宅葬が少なくなりました。ご不幸の回覧(町内)が回ることも少なくなりました。「香典拝辞」のことばが目につくようになりました。不幸時の<互助>の習慣は薄れてしまったのでしょうか? ご葬儀に参列して故人にまつわる思い出を交わす。そんな良き時代は過ぎ去ったのでしょうか? 

        幽霊の気配がしたり怖ろしき    

  注記:「幽霊」は現代俳句協会編『現代俳句歳時記』に「夏季」として掲載