木魚歳時記 第2423話

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 (セ-ラ) 師(ブッダ)は答えた「かれら(さとりを開いた人)が、しばしば世に出現することは、そなたらにとって、いとも得がたいことであるが、わたしは、その(さとった人)なのである。バラモンよ、わたしは(煩悩の)矢を抜き去る最上の人である。」(スッタニパータ)

 [ボクの細道]好きな俳句(194) 加藤秋邨さん。「炎昼の女体のふかさはかられず」(秋邨) 意図的に前回の作品と並べたわけではありません。偶然に続きました。この外にも「妻抱かな春昼の砂利踏みて帰る」(中村草田男)や、一世風靡(ふうび)した日野草城の「ミヤコ・ホテル」シリ-ズなど、探せば「男と女」を描いた俳句作品はたくさんあるでしょう。機会があればこうしたシリーズを連載してみたいと考えています。         

         忘草うまれ育ちし寺を去る

                     忘草(わすれなぐさ)