木魚歳時記 第2376話

f:id:mokugyo-sin:20150625020335j:plain

 (サビア) 師(ブッダ)は答えた「サビヤよ。みずから道を修して完全な安らぎに達し、疑いを超え、生存と寂滅とを捨て、(清らかな行い)に安立(あんりゅう)し、迷いの世の再生を滅ぼしつくした人、かれが(修行僧)である。」(スッタニパータ) 

[ボクの細道]好きな俳句(147) 鳥居万里子さん。「貝の舌遊ばせ卯の花腐しかな」(万里子) ブログ筆者も、以前「蛤の赤い舌出す夜の底」」をつくりドヤ顔でいたところ「貝の舌出すは陳腐(ちんぷ)である。」との手厳しい評をもらいました(汗)。揚句は、そうした近すぎる季語を排して「卯の花腐し」と二物衝撃させたところが秀逸なのでしょう。さらに「貝の舌」を擬人化させて読むならば、がぜん妖艶(ようえん)な作品と読み取れます。

          体脂肪ふえて卯の花腐しかな