(勝れた宝)「古い(業・ごう)はすでに尽き、新しい(業・ごう)はもはや生じない。その心は未来の生存に執着することなく、種子をほろぼし、それが成長することを欲しないそれらの賢者は、灯火のように滅びる。この勝れた宝が(つどい)にうちにある。この真理によって、幸せであれ。(スッタニパータ)
さて、『般若心経』は、「大乗経典」の特色である、「如是我聞」(にょぜがもん)、すなわち「われ是(かく)の如く聞けり」で始まり「歓喜奉行」(かんぎぶぎょう)、すなわち「随喜(ずいき)して教えに従います」で終わります。