(聖者とは)「「たとえば青頸(あおくび)の孔雀(くじゃく)が、空を飛ぶときは、どうしても白鳥の速さに及ばないように、在家者は、世に遠ざかって林の中で瞑想する聖者・修行者に及ばない。」(スッタニパータ)
「青頸(あおくび)の孔雀(くじゃく)」。孔雀の頸(くび)は、宝石で飾られた杖(つえ)のようであるから青頸と称せられたようです。古来、インドでは<青頸>は尊ばれたようで、シヴァ神の別名を<青頸>と称したともいわれます。これが仏教に取り入れられ「青頸(しょうきょう)観音」が出現したともいわれます。
むんむんと木の匂ひして月あかり