木魚歳時記 第1661話

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  さんくと・ぺてるぶるぐしかし文語   安部完市

 この他に{ぽたーじゅすーぷそして女性名詞}などがあります。アベカンさんの作品は難解? 飛躍しすぎ? けれどもなぜか惹かれるところがあります。有名俳人と比較するなどおこがましいかぎりですが飛躍にかけては、このぼくも人後に落ちません。それはともかく、この作品の機知に富んだ語感と「取り合わせ」の突飛さには心酔します。俳句は、あまり形式主義に固執すると楽しみが半減します。

     昼も夜もしがみつきたる目借時