身をそらす紅の絶巓処刑台 高柳重信
他に{「月光」旅館/開けても開けてもドアがある}{月下の宿帳/先客の名はリラダン伯爵}などの作品があります。掲句でわかるように、こうした視覚に訴える<分ち書き>の手法はこの作者の独壇場であり他者の追従を許しません。というより後に続く者が出ません。それはそれとして、いずれも幻想的でぼくの好きな作品です。 絶巓(ぜってん)
身をそらす紅の絶巓処刑台 高柳重信
他に{「月光」旅館/開けても開けてもドアがある}{月下の宿帳/先客の名はリラダン伯爵}などの作品があります。掲句でわかるように、こうした視覚に訴える<分ち書き>の手法はこの作者の独壇場であり他者の追従を許しません。というより後に続く者が出ません。それはそれとして、いずれも幻想的でぼくの好きな作品です。 絶巓(ぜってん)