鳥の巣に鳥が入ってゆくところ 波多野爽波
きらきらしたことばのかがやきも、ドキドキするような内容のめずらしさもありません。親鳥が、抱卵か給餌のためでしょうか、茂みにこしらえた巣の中に入ってゆくところです。その後ろ姿の一瞬をとらえただけの俳句です。このように「頭の作用をともかく排除して、そして、予期もせぬものといかにして出会えるかそれがすべて」。と作者の弁にありました。
鳥の巣に鳥が入ってゆくところ 波多野爽波
きらきらしたことばのかがやきも、ドキドキするような内容のめずらしさもありません。親鳥が、抱卵か給餌のためでしょうか、茂みにこしらえた巣の中に入ってゆくところです。その後ろ姿の一瞬をとらえただけの俳句です。このように「頭の作用をともかく排除して、そして、予期もせぬものといかにして出会えるかそれがすべて」。と作者の弁にありました。