木魚歳時記 第1356話

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七つの子

 烏 なぜ啼くの 烏は山に 可愛七つの 子があるからよ

 おなじみ、野口雨情作詞の童謡です。私事ですが、ぼくは戸籍上の六男です。戦前戦後という特殊事情もありましたが、ぼくの兄たちは次々と亡くなりました。この童謡の歌詞に触れるたびに、わが子を先に送ることになった両親の気持ちをおもんばかって、悲しい気持ちになります。さて、俳句を作ることより、すぐれた俳句を読むことの方が大切です。えっ、俳句を作ろうと思ってるのに読むの?と思われるかもしれません。しかし、これこそが、俳句上達の早道です。その理由は、すぐれた俳句を読むことが、俳句の韻文性を身につける有効な方法となるからです。

     母の日のあつてよかつたおとうさん