七つの子
烏 なぜ啼くの 烏は山に 可愛七つの 子があるからよ
おなじみ、野口雨情作詞の童謡です。私事ですが、ぼくは戸籍上の六男です。戦前戦後という特殊事情もありましたが、ぼくの兄たちは次々と亡くなりました。この童謡の歌詞に触れるたびに、わが子を先に送ることになった両親の気持ちをおもんばかって、悲しい気持ちになります。さて、俳句を作ることより、すぐれた俳句を読むことの方が大切です。えっ、俳句を作ろうと思ってるのに読むの?と思われるかもしれません。しかし、これこそが、俳句上達の早道です。その理由は、すぐれた俳句を読むことが、俳句の韻文性を身につける有効な方法となるからです。