相手に、いつもやさしくいたわりのことばをかけることを「言辞施」（ごんじせ）といいます。
わたしたちは、いらいらしたり、くよくよしたり、悲しんだり、苦しんだり・・心の状態が悪いとき、つい、顔やことばに出てしまいます。荒いことばで相手を傷つけてしまうこともあります。反対に自分の気持ちを封じ込めて、無口になってしまい、相手に心配をかけるうこともあります。おはようさん。暑いですね、寒いですね・・わたしたちは、こうした季節の＜あいさつ＞を交わしながら、言辞施（げんじせ）を行うのが生活の知恵となりました。ところが、最近、こうした習慣が少なくなったようです。
