木魚歳時記 第483話

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 爽やかな季節となりました。いかがおすごしですか?ところで、木魚さんは、またの名を、雲谷斎眞之介というのですか?それはほんとうですか?(キャーくさい) それは、まだ「ウン子」さんを愛してられるから・・・(クシュン)。でも、そんなロマンチック・ハートな木魚さんに感激します。(きじ)

 墓のところで、塔婆(とうば)の説明が不足しました。法事などで、故人の戒名を記した細長い<板>を立てますが、あれを「卒都婆」(そとば)とか「塔婆」(とうば)と呼びます。この源をさかのぼると、古代インドの「土まんじゅう」(塚)にまでたどりつきます。その習慣が、中国を経て日本に伝わる中で、地・水・火・風・空の五大元素に基く五輪塔の建立と習合して、仏塔の建立が盛んになりました。これが、仏法の護持と、故人の追善供養(ついぜんくよう)に繋がるという教えから大いに広まり、さらに仏塔の形式が簡素化して、いまの「塔婆」(とうば)となったのです。

    寝酒とておなごもすなる秋の夜