木魚歳時記 第282話

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山姥の 丑三に起き 薬喰ふ

 「薬」とは猪鍋のことです。若い男を誘い込んで、可愛がったあげくに猪鍋にしてしまう。現代版昔話もちらほらと。

   「ぱさぱさに乾いてゆく心を、ひとのせいにはするな、
 みずから水やりを怠っておいて」(茨木 のり子)

 年の瀬が近づくと懺悔の気持ちがわいてきます。ぼくは他人に対して親切でなかった。「自分に厳しく他人に優しく」の反対の人生を過ごしてきました。いまごろその誤りを痛感しています。しかし、これからは・・・