鳥羽の南の門に用意されていた川船に乗り移って、鵜殿(うどの)、渚院(なぎさのいん)、三島江(みしまえ)、鳥飼(とりかい)、江口(えぐち)など両岸の春色をながめながら、この紳聖な流人は愁いのない人のように淀川を下った。 有為転変をまのあ たり…
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