ともあれ、一族がすべて悲惨な最期を遂げたのちまで、頼政はすでに五十の半ばも越えた身で、ただひとり、うまく生き残っていた。 しかしうまく生き残ったというだけで、保元にも平治にもその手柄はあまり認められなかったものか、花々しい恩賞にはにも預から…
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