2019-05-10から1日間の記事一覧

木魚歳時記 第3787話

さすがに趣味の洗練されていた彼らは、まず文学としてこれを楽しみ、愛読の結果はこれを直接に生活してみようとまで思い込んだのは藤原俊成など一派の歌人たちであった。 彼等は『摩訶止観』のなかに彼らのかねがね考えていた有心の詩歌論に近いものを見出し…