2018-04-18から1日間の記事一覧

木魚歳時記 第3401話

と、最初にその話があってから、も早一年近くが経って、いよいよ時国の一周忌もすみ、四月末の空さわやかに晴れた一日、小矢児は叔父に導かれ、母に津山まで見送られて、新しいわらじを踏みしめる足もとも元気よく、(佐藤春夫『極楽から来た』)105 満月と…